朱鞠内湖に遠征してきた! その2
3/18(水)、朱鞠内湖遠征2日目です。
前の晩に、翌日はどこのポイントに入釣するか悩みました。
自分が載った朱鞠内湖の釣り情報ブログには、
富成で”1時に帰った人が600匹”が最高釣果と書かれていたが
実際はそうではなく、本当の最高釣果は
二股と呼ばれる漁協管理棟の左側のずっと奥の場所でした。
釣果は一人で960匹、御高齢の漁協組合員さんが釣られたようです。
ブログに掲載されなかった理由は、
この場所がスノーモービル送迎の停留所が無い場所だったから ではないかと。
一般の停留所への送迎は通常¥100~500であるのに対し、
停留所の無い場所へは¥2,000で自由に送迎してもらえるらしい。
組合員さんは徒歩でも行けるとは言っていたけれど、片道30分強は正直厳しい。
でも、前日以上の釣果を期待できる所で釣ってみたいし・・・。
1日目に富成で567匹釣ったわけだが、この釣果は富成の一級のポイントでの釣果ではない。
先行者が居て、このポイントには入れなかったが、明日一番乗りすれば、このポイントを確保できるはず。
さぁて、どっちへ行くべか・・・。
3/18、午前4時起床
準備を始める。
受付が済んだら、ソリを下ろして直ぐにポイントへ向かえる様にして、出発。
5時、駐車場入り口到着、当然一番乗り!
開門の5時半迄車中で待機。
5時半、開門。
受付を済ませ、向かうは富成岬。
二股はパス。仮に歩いて行ったとしても、
前日960匹上がった穴の場所を探し当てることは無理だと判断。
富成のポイントは把握しているので、そのピンポイントを目指してソリを引っ張りました。
前日のホワイトアウトと迄はいかないが、この日も霧が立ちこめていた。
昨日の夕方に自分が踏み締めたスノーシューの足跡を辿って
一直線に富成へ向かうことが出来た。
私以外にも富成へ向かう人が一人だけ居ました。
私を含めて二人だけなら、ポイントを取り合うことも無さそうだったので
焦らず歩を進め、約20分で到着。
そして、富成の一級ポイントに、無事釣り座を構えることが出来ました!
一緒に歩いてきたもう一方も、私の直ぐ隣りに釣り座を構えていました。
前日の天候と同様に、朝方の霧が晴れれば暖かくなるだろうと読んで、
テントを建てず露天で勝負してみようと考えました。
今シーズンの最後の最後だし、露天で気持ちよく釣ってみたいなぁ・・と。
隣の人も同様に露天で釣り始めました。
前日に開けられた穴を使うことが出来たので、凍った表面をハンマーで一叩きしただけで貫通。
魚探をセットし、振動子を投入してみると
水深は13メートル、ふ、深い。
前日釣った場所と10メートルと離れていないのに、この深さ!ドン深の掛け上がりだ。
魚影は表層から底まで万遍なくギッシリと映っているが、底付近が濃く感じられた。
とりあえず底から攻めてみた。
攻・・・・め・・・・て・・・・・、アレ? アレレ?!
仕掛けが底まで届かない・・・。
手羽竿に巻いた糸の量が、足りないの、全然。
普段(茨戸等)は7~8メートルしか巻いていない自作手羽竿、
今回は朱鞠内湖遠征に備え、道糸を新たに巻き直し、
尚かつ普段より多めの10メートル以上を巻いていたのだが、それでも足りなかった。
仕方がない、届く所から攻めてみるか。
でも、届く所でも全然問題なかった。
どのタナでも入れ喰い状態!!
5メートル前後のタナを攻め続けました。
開始から約1時間経過、順調に釣果を延ばしていましたが
ちょっと寒くなってきた。
霧も晴れてきたことだし、そろそろ日が射してもイイ時間なんだけどなぁ・・・
なんて思っていたが、日が射す気配は全くなくドンヨリ曇っている。
暫く我慢して釣り続けたが、いよいよ限界、
寒くて釣りに集中できないので、急遽、テントを設営。
風は無かったので、スカートに雪を載せただけで釣り再開。
この時始めて気付いたのだが、
直ぐ隣で釣っている方の釣果が、私の釣果を遙かに上回っていた。
話を伺うと、『表層で十分釣れるよ』とのこと。
この話を真に受け、実行すべきだったと気付いたのは、ずっと後のことだった。
テントに入り、ストーブを焚いて暖を取る。
シーズン最終日だから、残ったホワイトガソリン全てを使い切る気持ちでガンガン焚いたw
相変わらず5メートル付近で釣り続ける。ずっと入れ喰い。
入れ喰いだが、前日同様に単発ばかりで数が延びない。
10時過ぎ、風が吹いてきたとほぼ同時に、雨が降ってきた。
ペグを打ってなかったので、外に出て雨に濡れながらペグを打ち込む。
テントを見ると、なぜか汚れている。
雨粒が汚れているのか、黄砂でも混じっているのか?
雨粒の当たった所が茶色く汚れていた。
正午、釣果は350匹、微妙・・・。前日と余り変わらず。
カップ麺を啜りながら考えた。
ダブル、トリプルがない状況、釣果を延ばすには手返しを効率よくする他無い・・・
13時、440匹に達し、一旦外へ出て腰をほぐす。
ついでに隣人の釣果を聞いてみてビックリ!なんと600匹!
ほぼ同時刻に釣り始め他にも拘わらず、200匹の差。
釣り方も私と同じで、手繰りの一本竿。
正直、”腕”の差はそれほど無い様に思えた。
場所を知るか知らないかだけの差だと思った。(負け惜しみだな)
ココでタナを表層に切り替えてみた。
茨戸等ならば、夜明けから朝マズメにかけては表層で釣れ、
陽が登るとタナは底へと移っていくものだが、朱鞠内は違った。
一日中表層で釣れた。
釣り終わってから組合員さんに聞いた話によると、
朱鞠内湖では開幕から2月に掛けては底が良く、
3月に入ると、釣れるタナは表層へ移るとのことらしい。
1~2月は底から攻め、3月は表層から攻めるのがセオリーらしい。
隣で釣っている人は、この事を十分熟知していたに違いない。
ず~っと表層で釣り続けていたから。
タナを表層に切り替え、全神経を研ぎ澄まし、目印に集中。
今シーズン終了まで残り2時間、前日を上回る釣果が最低条件!
時速100匹ペースでないとクリア出来ない。
15時前に前日の567匹をクリア!
残り時間は約30分、6束なら十分イケると判断、目標を600匹まで決め、
焦らずゆっくりと、今シーズン最後の釣りを思う存分楽しんだ。
600匹目!
15時10分、600匹目を釣って終了。
何だろうね、この清々しい気持ちは・・・
いつもなら、「まだ時間がある、まだ釣るぞ」なんて思うところなんだけど、
もう十分満足、思い残すことは何もない といった気分。
テントを片付け荷物をまとめ、隣人よりも一足早く、富成岬を後にした。
駐車場に到着し余韻に浸っていると、隣人の釣り人が戻ってきた。
釣果を聞いてみると、ちょうど800匹。
正直、驚きはしなかった。どちらかというと悔しい気分。
私も朝から表層で釣っていたら、十分イケる数字だと思ったから。(負け惜しみです)
漁協管理棟で組合員さんと話し込み、
朱鞠内湖のワカサギ釣りについて、時期的な釣り方など色々聞くことが出来た。
来年もまた来ますよ と伝え、朱鞠内を後にしました。
今シーズンの〆を朱鞠内湖で。
これは大正解でした。
例年ならば、
「来週もまだ氷に乗れるんじゃないか?」
「有給取ってまた行くぞ」
「まだまだ終わらないぞ」など、
未練タラタラで終了していましたが、
今回、朱鞠内湖へ1泊2日で遠征し、一日中思う存分釣りを楽しんで終えてみると
なんとも清々しく、晴れやかな気分で終えることが出来たように感じます。
来シーズンも来々シーズンもまた、シーズンの〆は朱鞠内湖で迎えたい、
【ワカサギ釣りシーズンの〆は朱鞠内湖で!】
これを恒例行事にすると決めました!
お終い
今シーズンの氷上ワカサギ釣りは、これで完全に終了です。
この週末で全ての道具を片付け終え、
また、畜養水槽で元気に泳ぐ残り約100匹の茨戸産ワカサギ全てを
今朝、放流(朱鞠内のストックが十分確保できたので)してきました。
今期はブログを通じて、たくさんの方と知り合うことが出来、
また、ブログを通して、釣果・釣り場情報や道具等の意見交換が出来た様で、
ブログをやってきて本当に良かったなぁと感じております。
今シーズンは終了しましたが、これは来シーズンへの始まりであって
明日からはワカサギ釣りを忘れてしまうのではなく、
長い長い準備期間が始まるものと考えています。
来期へ向けて、やるべきこと、やってみたいことがたくさんあります。
手羽竿製作、仕掛け作り、カタツムリor釣り小屋製作、
釣り場開拓、ボート釣り、電動リール製作、自生ゴボウムシ捜索等々・・・
ワカサギの記事は春も、夏も秋もずうっと書いていくつもりで居りますので
時々でも構いません、また私のブログに足を運んで頂ければ幸いです。
また来シーズン、氷上でお会いしましょう!